幼児期の子どもは、「遊び」の中で多くのことを体験し、この中から無数のことを会得していきます。
ですから私たちは、子どもが様々な体験ができるよう一緒に遊び、一緒に考え、一緒に喜んだりして、そこから数多くの物事を会得させていくという保育をしています。
Scammonの図を見ておわかりいただけますように、子どもは大人をミニチュアにしたものではありません。早くから、よく発達している部分と、まだあまり発達していない部分があります。
子どもは、まず最初に脳、次に一般臓器、そして生殖器の順に大人の大きさに成長していきます。したがって、その発育に合った教育的刺激を与えることが重要です。
当園では、この子どもの発育の特徴を十分考慮し、これに基づき、子どもたち一人一人を充分に伸ばすよう保育内容を編成しております。
初めて見る物、はじめて聴くことはたいへん印象に残るものです。そして、その第一印象で物事の好き嫌いや良し悪しの判断をしてしまうことがあります。
それゆえ、子どもだからこそ「本物」を、そして「最高のもの」を与えることを重要に考えております。
幼児期は、色々な物事に興味関心を示し好奇心にまかせてのびのびと遊ぶことも大切ですが、4歳を過ぎる頃からは、「自分で」決めた課題や目標を責任を持って最後までやりとおす体験が必要です。
私たちは、子どもにそのようなチャンスを与えられるようカリキュラムを編成し、保育に取り組んでいます。
基本的には担任制をとっていますが、常に子どもの生活を中心軸として、その場にあった柔軟な指導体制を取ります。
そのため子どもは担任だけに偏らず、数人の教師の指導や影響を受けることができます。